implant 口腔外科・インプラント
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口腔外科・インプラント
インプラント
インプラントとは

インプラント治療は、失った歯の機能を取り戻す治療法のひとつです。
治療では、顎骨に人工歯根(インプラント)を植立し、そこに上部構造の人工歯を取りつけて仕上げます。
人工歯根によって噛んだ感覚が顎骨にしっかり伝わり、顎骨が痩せてしまうことを防げます。噛み心地や見た目も自然歯に近く、ブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要もない優れた方法です。
当院のインプラント治療備

当院では、国際口腔インプラント学会(ICOI)の指導医である理事長・伊神真次が、インプラント治療を担当させていただきます。
ICOIは、自然科学・社会科学分野の学術雑誌の影響度や、引用された頻度を測る指標である「インパクトファクター」として、インプラント治療に関する学会の中で唯一認められた学会です。インパクトファクターは世界で81学会しかありません(2011年現在)。
ICOIの最上位資格である指導医は、他の歯科医師に学問的・技術的指導ができる経験と能力をもち、かつ厳しい条件をクリアした歯科医師のみに与えられるものです。
このICOI指導医資格を有する伊神が、豊富な経験と技術力をいかし、患者さまそれぞれに適した世界レベルのインプラント治療をご提供いたします。
インプラントの種類
- 前歯の欠損
- 失った歯があった部分にのみ、インプラントを入れます。ブリッジと違って周囲の歯を削る必要はありません。差し歯には埋め込む土台とする歯根が必要ですが、インプラントは歯根まで抜いてしまっても人工歯根を埋め込んで対応します。
外から見えやすい前歯も、ご自身の歯と区別がつかない自然な仕上がりを実現できます。 - 奥歯の欠損
- 前歯より大きい奥歯も、人工歯根をしっかり顎骨に結合させるので、安定した噛み心地を得られます。入れ歯のように留め具を使用しないので、違和感は全くありません。セラミックで作成したインプラントの人工歯は、虫歯になることもないので安心です。
- すべての歯の欠損
- 従来は入れ歯で対応してきたこのような症例にも、インプラント治療で対応することが可能です。天然歯と同様に顎骨にしっかり固定されているので、歯肉にはめるだけの入れ歯のようにふいに外れる心配はありません。食事や会話の際に、違和感を覚えることもありません。
- 不安定な総入れ歯
- 総入れ歯の固定には、入れ歯安定剤などを使用しますが、より強固に支えるためにインプラントを利用することがあります。入れ歯が突然外れてしまったり、ぐらついたりして使いづらい思いをすることなく、安心して人前で食事をとることができます。
インプラント治療の流れ
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歯が抜けた部位を中心に、口内を診査します。患者さまのカウンセリングと検査に基づいて診断をし、インプラント治療計画を立案します。虫歯や歯周病などがあれば先に治療しておきます。
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CT・レントゲン撮影のデータから、インプラントを精密に設計し、手術のシミュレーションを行ないます。
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金属のチタンでできたインプラント(人工歯根)を、顎骨に埋入する手術を行ないます。手術後は骨にインプラントが結合するのを数ヵ月待ちます。手術で切開した歯肉は一旦縫合するので、外からインプラントは見えません。
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上の顎で約6ヵ月、下の顎で約3ヵ月ほど、顎骨とインプラントが結合するのを待って、二次手術を行ないます。歯肉を切り開いて、インプラントの頭を露出させます。
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二次手術で切った歯肉が落ち着くのを1ヵ月程度待ってから、人工歯を作製します。
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でき上がった人工歯をインプラントに取りつけて完成です。インプラント自体は虫歯になりませんが、歯肉がインプラント周囲炎などを起こさないよう、定期的にメンテナンスしましょう。
- インプラント治療は、基本的に保険適用外の自費診療です。
- 他の慢性疾患がある場合や顎骨の状態によっては、インプラント治療を行なえないこともあります。
インプラント保証
ガイドデント認定歯科医療機関である当院では、患者さまに安心してインプラントの治療を受けていただくために、ガイドデントの10年保証システムを導入しております。これはインプラント治療後の無償保証制度で、埋入したインプラントに支障が生じた場合には、最長で10年間、当院で責任を持って再治療を行なうというものです。
おもに以下のような場合に保証の対象となります。
- スポーツ中の事故や交通事故などによるインプラントの破折
- 硬いものの咀嚼や転倒などによる人工歯の一部破損
などです。
ただし、
- 患者さまの不注意や不慮の事故などによる支障
- 当院の指示ではないメンテナンスや使用方法による支障
- 当院指定のメンテナンスを受診されない場合や、マウスガードを使用していない場合
などは対象外となります。
充実のネットワーク
ガイドデント認定歯科医療機関は、日本全国で約1,400件(2018年12月現在)あります。
各医院が連携してネットワークの充実を図っているので、患者さまの転居などにより主治医による再治療ができない場合は、別のガイドデント認定歯科医療機関へと転院していただけます。
ガイドデント認定歯科医療機関とは
ガイドデントでは、90以上の審査項目(診療設備、診断時のCTの利用有無、メンテナンス体制など)で構成されるスコアリングシステムにより、歯科医院を評価しています。そのなかで、インプラント治療を問題なく遂行する実力があると判断した歯科医療機関を、「ガイドデント認定歯科医療機関」としています。
ガイドデントの「インプラント10年保証」は、インプラント治療を行なっている歯科医療機関を対象とした認定制度ですが、この認定歯科医療機関を通して、該当の患者さまに「インプラント10年保証」をご提供しています。
CAD/CAM導入
CAD/CAMとは

CAD/CAMとは、コンピューター制御で歯の修復物を設計・作製するシステムです。最先端の3D光学カメラを使用して患部を撮影(スキャン)し、患部の歯列をモニター上に再現します。このデータを用いてコンピュータの3D画面上で修復物を設計し、ミリングマシンで作製します。歯型を取らずに、インプラントや被せ物のような修復物を作製できます。
特長
- 治療時間が短く済む
- ほとんどの症例が約1時間で終わるほど、治療にかかる時間が短く済みます。何度も通院することなく、1回で修復物のセットが可能です。
- 耐久性に優れたセラミックブロック使用
- 規格生産された高品質なセラミックブロックを使用するので、耐久性が非常に高くなります。15年後の残存率は、通常の治療では約68%なのに対し、CAD/CAMの治療では約93%という高い結果が出ています。
- 従来よりもリーズナブルな価格
- CAD/CAMでは修復物を歯科技工所に依頼せず、歯科医院で作製するため、費用が抑えられて経済的です。
- 審美性の高いセラミック
- CAD/CAMで作製する修復物には、上質なセラミックを用います。金属と違って見た目も自然で美しく、金属アレルギーの心配もありません。
流れ
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撮影(スキャン)
歯を削って治療したあとに、3D光学カメラで口腔内を撮影します。
口腔内の構造を三次元的にスキャンし、ほんの数秒で患部の歯列がモニター上に再現します。型どりはこれで代替できます(症例によっては別途型取りが必要な場合もあります)。 -
修復部の設計
コンピュータ上で、歯の形態を考慮した噛み合わせの調整を検討します。3D画面で修復物を設計し、適した色のセラミックブロックを選びます。
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修復物の作製
コンピュータで設計したデータに基づき、ミリングマシンという機械(CAM)が、セラミックブロックを削って修復物を作製します。
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口腔内への設置
セラミック製の修復物を、口腔内へ設置して治療完了です。3D光学カメラ撮影から設置までは、たった1時間程度しかかかりません。
マイクロスコープ導入
マイクロスコープとは

当院では歯科治療にマイクロスコープを導入しています。
人間の裸眼での二点識別域は、0.2ミリが限界だといわれています。根管治療のような高度な治療では、さらに細かいミクロン単位の精密さが不可欠です。マイクロスコープを使用すると、裸眼の3~20倍に視野を拡大することができるので、緻密な作業が可能です。それまで歯科医師が経験と勘を頼りに治療したきた難しい部分も、マイクロスコープでしっかりと確認しながら治療できるので、より高いレベルの治療を行なうことができます。
マイクロスコープは、日本の歯科医院ではまだ広く普及しているわけではありません。
機器が高価だったり、使い方を学ぶ場が充実していないことなどがその理由に挙げられます。
せっかくマイクロスコープを導入していても、使いこなす知識と技術を身につけていなければ意味がないため、当院では日々研鑽を積んで、技術の向上に努め、多くの場面でマイクロスコープを活用し、高度な治療を提供しています。
特長
- 根管治療
- 進行した虫歯が神経にまで及んでいる場合、歯の内部の複雑な構造をマイプロスコープで確認しながら、根管治療を行ないます。細菌に侵された部分を、精密に清掃・殺菌します。
- 歯髄保存治療
- 歯の内部の歯髄には、血管や神経が通っています。根管治療で歯髄を取り除いた歯に、栄養が届かないのでもろくなります。歯の寿命を維持するため、できるだけ歯髄を残す高度な治療を行なっています。
- 修復治療
- 患者さまの口内の患部を、マイクロスコープでつぶさに確認できるので、詰め物や被せ物をより精確に作製でき、高い適合精度を持った修復治療が可能になりました。
- 歯周形成外科治療
- 歯周病により痩せて下がってしまった歯肉や、溶けてしまった歯槽骨は、高度な外科手術で再生することができます。この治療もマイクロスコープで精密に確認しながら、安全に実施しています。
歯科用CT導入
歯科用CTとは

インプラント治療には、精密検査と診断が必要です。レントゲン撮影だけではわからない三次元的な構造の把握には、CTが必要不可欠ですが、院内に設置している歯科医院はまだ多くなく、その場合は大学病院など外部の機関で撮影してもらうことになります。
患者さまの負担軽減と治療期間・費用の圧縮のため、当院では歯科用CTを導入しています。
院内の歯科用CTで、患者さまによって異なる顎骨の状態や、神経の位置を確認しながら、治療方法を綿密に検討します。
特長
歯科用CTで撮影した患部のデータは、コンピュータに取り込んでモニターで確認することができます。口腔を立体的に再現できるので、複雑に入り組んだ内部構造の的確な把握が可能です。
撮影
歯科用CTはX線を用いて生体の断層像を取得するものです。撮影で個々の部位を計測し、コンピューター上で三次元構築することで、患部全体の構造やそれぞれの距離を精密に把握します。
インプラント治療との関連性
歯科用CTの撮影をもとに診断をし、インプラントの治療計画を立てます。またモニター上でインプラント手術のシミュレーションができるので、インプラントの埋入位置の決定に役立てられ、手術のミス減少、所要時間の短縮、患者さまの負担軽減につながります。
オペ専用室完備
オペ室の必要性

当院では、オペ専用室を完備しています。
歯肉を切開する外科手術には、感染予防の徹底が何よりも求められます。通常の治療室とは別に、外部から完全に隔離した清潔なオペ室を設けて、安全に手術を行なっています。
無菌
オペ専用室は、完全個室で無菌状態に整えます。空気中を漂う細菌や汚染物質によって、手術を受ける患者さまが感染することのないよう、室内の空気を清浄に保つ設備を導入しています。
手術に使用する器具も滅菌処理を徹底します。処理できないものについては使い捨てて、常に新しく清潔なものを使用します。
無影灯
無影灯は、手術などで用いられる照明器具です。影を落とすことなく患部を照らし出すので、状態を精密に確認しながら治療ができます。